LinuxでWACOMのタブレットを使ってみました。

昨日、ArchLinuxでWACOMタブレットの設定がうまくいったという記事を掲載しました。
ただ、いろいろ試した結果、設定が不完全であることがわかりました。
不完全な情報を掲載してしまったことをお詫びします。
問題点としては
(1) 起動時にWACOMタブレットが接続されていない場合、GDM/KDM/XDM
  などのログインマネージャが正常に動作しません。

  この件につては、The Linux Wacom Project に既知の問題として書かれていました。
  (GDMで文字列検索すると見付かります)

(2) タブレットを接続しなおすと、デバイスの認識状態が変わるので、正しく使用できない
  可能性がある。

  この件については、udevのルールを作成することで対応できるそうです。
  Gentoo Wiki に該当する情報がありました。

うまい解決方法はないものでしょうか。。。

以下は、前回掲載した記事です。

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現在、メインで使っているArchLinuxでWACOMタブレットを使ってみました。

まず、WACOM用のドライバ&ツール一式をインストールしました。

sudo pacman -S linuxwacom

次に、

/proc/bus/input/devices

というファイルを開いて、wacomという文字列を検索し、
見付かったら、Handlers=という部分のeventという部分をメモしておきます。
(例えばevent6とか)

そして
/etc/X11/xorg.confを編集して以下のInputDeviceを追記します。

Section "InputDevice"
Identifier "stylus"
Driver "wacom"
Option "Device" "/dev/input/event6" <-- あらかじめ調べておいたevent番号を記述
Option "Type" "stylus"
Option "USB" "on"
EndSection

Section "InputDevice"
Identifier "eraser"
Driver "wacom"
Option "Device" "/dev/input/event6" <-- あらかじめ調べておいたevent番号を記述
Option "Type" "eraser"
Option "USB" "on"
EndSection

Section "InputDevice"
Identifier "cursor"
Driver "wacom"
Option "Device" "/dev/input/event6" <-- あらかじめ調べておいたevent番号を記述
Option "Type" "cursor"
Option "USB" "on"
EndSection

また、ServerLayoutに以下を追記します。

InputDevice "stylus" "SendCoreEvents"
InputDevice "eraser" "SendCoreEvents"
InputDevice "cursor" "SendCoreEvents"

注意が必要なのは、Section "Module"で、

Load "wacom"

を追記するのを忘れないように。
(これをやらないと、xorgが起動しなくなってしまうので。。。

タブレットの設定を変更するには、

wacomcpl-exec

というコマンドを使えばGUIで設定できます。


使ってみた感想ですが、なかなかいい感じです。
Gimpで絵のような何かを例に書いてみたのですが、サラサラと快適でした。
Blenderでも快適かな。。と思ってためしてみたのですが、マウスのほうが
快適な気がしました。(単に慣れの問題かもしれません)