PowerBook G4をGentooでサーバに(8)

昨日の続きからです。

[ ブートローダを設定 ]
ブートローダはいろいろな種類があるようなのですが、私の場合は
以前に一度インストールをしたことがあるyabootにしました。

yabootはNewWorld AppleマシンまたはIBMマシンで使用できます。
(NewWorldがどの機種からなのかのドキュメントの所在を忘れてしまいました。。)

yabootの設定を行うにはGentoo Handbookに書かれている通り2種類の方法があります。

(1) 手動でyaboot.confを設定する。
(2) yabootconfigというツールを使用して設定する。

以前に(1)のほうで設定したことがあったので、今回は別の方法をということで(2)で
設定を行うことにしました。

まず、yabootをemergeします。

emerge --usepkg yaboot

次に、設定を行うまえに、一度現在の環境(chrootしている環境)を抜け、
必要なデバイスをマウントします。

exit
mount -o bind /dev /mnt/gentoo/dev
mount -o bind /sys /mnt/gentoo/sys

そしてyabootconfigを実行します。

yabootconfig --chroot /mnt/gentoo

「ブートレコードに書き込んでいいですか?」といった意味の確認メッセージでYESとします。

上記のコマンド引数には--bootを指定していなかったので、
カーネルイメージが見付からない。どこ?」といった意味の確認がありましたので、

/mnt/gentoo/boot/kernel-2.6.18-hardened-gentoo

としました。
カーネル名は御自分のカーネル名と置き換えて読んでください)

(注意点など)
 ・Gentoo Handbook 2006.1にも記載がありますが、次のような場合には、yabootの設定を
  忘れずに更新しましょう。(私はよく忘れます。。笑)

  (1) yaboot.confを手動で変更した場合。
  (2) /etc/fstabの設定を変更(デバイス関連の追加/削除)した場合。

  更新方法は、ybin -v です。

    • 休憩 --

さて、いよいよリブートします。
リブートする前に、現在の環境から抜け、マウントしたデバイス
全てアンマウントします。

exit
cd /
umount /mnt/gentoo/proc
umount /mnt/gentoo/dev
umount /mnt/gentoo/sys
umount /mnt/gentoo

reboot


これで再起動するとlogin待ちの状態になると思います。(きっと)
loginしてしばらく余韻にひたりましょう。(笑

次回からはSELinux化を行っていこうと思います。

つづく。。