PowerBook G4をGentooでサーバに(4)
ちょっと休憩したので、作業を再開しました。
Gentoo Handbookによると、次はmake.confを設定することになっています。
nanoというeditorで/mnt/gentoo/etc/make.confの内容を見てみることにしました。
(そういえば、MacOSXにはpicoというエディタがありました。。親戚かな)
デフォルトの状態は
CFLAGS="-O2 -mcpu=powerpc -mtune=powerpc -fno-strict-aliasing -pipe"
CHOST="powerpc-unknown-gnu"
CXXFLAGS="${CFLAGS}"
となっていました。
私の場合、次の用にしてみました。
CFLAGSに="-O2 -mcpu=powerpc -mtune=powerpc -fno-strict-aliasing -pipe -fomit-frame-pointer"
CHOST="powerpc-unknown-gnu"
CXXFLAGS="${CFLAGS}"
MAKEOPTS="-j2"
AUTOCLEAN="yes"
USE="bzip2 cjk python threads unicode"
FEATURES="buildpkg ccach"
GENTOO_MIRRORS="http://mirror.gentoo.gr.jp http://gentoo.channel.biz"
SYNC="rsync://rsync.jp.gentoo.org/gentoo-portage"
ThinkPadに既に使用しているmake.confを参考にしているので大丈夫だと思いますが、
うまくいかないようであれば、見直そうと思います。
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- 休憩 --
ここにきて、net-setupを実行していなかったことを思い出したので、実行しておきました。
その後でnameserverの設定がかかれているresolv.confというファイルをコピーしました。
Gentoo HandBookにある通り、
cp -L /etc/resolv.conf /mnt/gentoo/etc/resolv.conf
で完了です。
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- 休憩 --
いよいよ今まで準備してきた(ハードディスクに展開した)環境に移って作業開始!
ここでもGentoo HandBookの通り
mount -t proc none /mnt/gentoo/proc
mount -o bind /dev /mnt/gentoo/devchroot /mnt/gentoo /bin/bash
env-update
source /etc/profile
export PS1="(chroot) PS1"
としてハードディスクの環境に移動できました。
次はGentoo HandBookの手順通りportageのキャッシュを更新する作業を行いました。
emerge --metadata
です。
Gentoo HandBookでは、次はUSEフラグの設定を行うことに
なっていますが、私は上記のmake.confで設定を書いてしまったので
そのステップはスキップします。
(だんだんカーネルの設定が近付いてきて緊張しますね。。)
次にタイムゾーンの設定を行いました。
Gentoo HandBookにかかれてあるように
ls /usr/share/zoneinfo
で確認してみると、Japanというのが見付かるのでそれを使用しました。
cp /usr/share/zoneinfo/Japan /etc/localtime
で完了です。
あとは、カーネルビルド時の試行錯誤に備え、いくつかツールをemergeで準備
しておくことにしました。
準備したのは、
(1)pciutils
(2)gentoolkit
です。
pciutilsはlspciというコマンドが使えると、カーネルのデバイス関連の設定を
する時に便利だからです。
カーネルビルド時にgentoolkitはなくても大丈夫なのですが、
ゆくゆくはあると便利なのでついでに。
次回はいよいよカーネルのビルド!!。。。うまくいくかな。。
つづく。。